まえだのあとがき

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カメラ用外部マイクの種類

そもそもカメラ用の外部マイクにはどんなものがあるかわからない方もいますよね。

カメラ用の外部マイクには大きく2つの種類があり、

ガンマイク
ワイヤレスマイク(ピンマイク)

この2つがあります。

ガンマイク

ガンマイクは特定の方向の集音性に優れているアイテム。

雑音を軽減して声をクリアに録ることに優れています。

YouTubeでは屋内はもちろん、屋外でも利用している方が多く、ワイヤレスマイクと比べて高い音質が期待できます。

ガンマイクはVlogのような動きの多いシチュエーションでの使用がおすすめですが、

ガンマイクから距離が離れるほど音が小さくなる
ガンマイクとの距離が変わるほど音量も不安定になる
ワイヤレスマイクと比べ、環境音も集音する

これらの特徴を持っているため、手持ちでの撮影やカメラとの距離が変わらない環境での使用がおすすめです。

動画引用：高澤けーすけ様

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ワイヤレスマイク

ワイヤレスマイクはその名の通り、ケーブルがいらないマイク。
※カメラに接続する受信機にはケーブルが必要

送信機から受信機に無線で音声を送ることができます。

そのため、カメラから離れた位置やカメラとの距離が変わるシチュエーションでも一定の音声ボリュームを維持したままの録音が可能です。

音質はガンマイクと比較すると若干劣りますが、声をとるには十分な音質、かつカメラとの距離関係なく安定的な音質、音量を確保することができます。

ワイヤレスマイクは、レビュー動画や、声を一定で収録するシチュエーションでの使用がおすすめ。

また、ワイヤレスマイクにピンマイク(ラベリアマイク)を接続することで声をよりクリアに収録することが可能です。

動画引用：monograph/ 堀口英剛様

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その他の外部マイク

他にも音楽のレコーディングやライブでも使われるようなダイナミックマイクやコンデンサーマイクもあります。

音楽用ということもあり、カメラ用よりも音質も価格も上がります。

ですが、これらはオーディオインターフェイスに接続して使用するひと手間が加わるため、固定の室内環境下であればおすすめのアイテムです。

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RØDE WIRELESS GOの特徴と概要

ここからはRØDE WIRELESS GOについて紹介します。

RØDE WIRELESS GOの概要

2019年9月に発売されたRØDE WIRELESS GO(第一世代)。

発売当時、世界最小クラスのワイヤレスマイクとして口コミやレビューを通じて多くの動画やブログで紹介されました。

発売から2年経過した2021年現在も多くのYouTuberが愛用しているワイヤレスマイク、それがRØDE WIRELESS GOです。

RØDE WIRELESS GO(第一世代)の特徴

RØDE WIRELESS GO(第一世代)の特徴としては、

とにかくコンパクト
7時間使える内蔵バッテリー
充電はUSB-Type C対応
素早いペアリング
見通しが効くところで最大70mまで通信可能
ピンマイクでも使用可能
カメラのホットシューに取付可能
音量やバッテリー容量などがわかる受信機ディスプレイ

これらが挙げられます。

一方、RØDE WIRELESS GO(第一世代)の気になる点としては、

ウィンドジャマーがゆるく外れやすい
送信機が一台のため、インタビュー撮影では使用できない
Tipe-CなのにiPhoneやMacでは使用できない
バックアップ機能なし

これらが挙げられていました。

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RØDE WIRELESS GO Ⅱのアップデートポイント5選

2021年4月にRØDE WIRELESS GO(第一世代)後継機としてRØDE WIRELESS GO Ⅱが発売されました。

アップデートされたポイントは、

送信機が二台に。二人同時録音が可能
録音モードが追加
自動バックアップ機能搭載
MacやiPhoneに接続可能
専用アプリでカスタマイズ可能

これら5点が挙げられます。

ここからはRØDE WIRELESS GO Ⅱのアップデートポイントを紹介します。

送信機が二台になり、二人同時録音が可能。

今回のRØDE WIRELESS GO Ⅱは送信機が二台になり、一台使用はもちろん、二台同時に録音することが可能。

2人以上で撮影するインタビューなどのシチュエーションで活躍すること間違いなしでしょう。

録音モードが追加

wireless-go2-111 — マージモードの状態。上部のボリュームゲージが1本のみ。

RØDE WIRELESS GO Ⅱは録音方法を選択することができます。

スプリットモードステレオ(2台のマイクを左右に振り分ける)
マージモード(2台のマイクの音声をミックスして録音ができる)

これらのモードがボタン操作で変更可能。

RØDE WIRELESS GO Ⅱのスプリットモードは2人分の音声を左右に振り分けて録音できるため、編集時にそれぞれの音量を調整することができます。

一方、RØDE WIRELESS GO Ⅱのマージモードは二台の音声を一本の音声データで録音するため、撮って出しの自然な音質を手軽に録音することができます。

また、他のプロダクトでは複数送信機を利用するシチュエーションでは、マイクが近づいたときに音がダブって上手く録音できないことがあります。

その点RØDE WIRELESS GO Ⅱは音がダブることがないため、安心して録音することができます。

自動バックアップ機能搭載

撮影時の事故はつきもの。

動画撮影後に確認したら、音声が録れていなかった経験をされた方は多いですよね。

仕事や取材でミスが許されない方は、サブでレコーダーを準備する方もいらっしゃるかと思いますが、そもそもレコーダーを回し忘れたり、持っていくのを忘れたらサブの役目を果たしません。

そんな悩みを解決するのがRØDE WIRELESS GO Ⅱに搭載された新機能。送信機に直接バックアップが録れる機能が搭載されました。

バックアップの方法も、

電源をオンするだけでバックアップ/受信機と接続している時にバックアップ
音質　非圧縮7時間/圧縮40時間

様々な設定を選ぶことができます。

ちなみにまえだはRØDE WIRELESS GO Ⅱを使用してそこまで長時間の撮影はしないため、受信機と接続している時にバックアップ/非圧縮7時間で使用しています。

MacやiPhoneに接続可能

RØDE WIRELESS GO(第一世代)のUSB-Cは充電用のため、音声収録での使用はできませんでしたが、RØDE WIRELESS GO ⅡではUSB-Cでも音声収録が可能となりました。

このアップデートにより、iPhoneやMacに接続できるようになり、zoomやSKYPEなどのオンライン会議で音声使用が実現。
※iPhoneやLightning対応のiPadなどはUSB-C to Lightningなどの変換アダプタ等が必要です

iPhoneやMacの内蔵マイクと比較するとRØDE WIRELESS GO Ⅱの方が音質がクリア。会議での印象もグッと変えることができます。

カメラには3.5mmミニステレオジャックでも接続できますが、端子が小さくなるほどノイズが入りやすくなるため、ノイズが気になる場合はUSB-Cでの音声収録もおすすめ。

専用アプリでカスタマイズ可能

RØDE WIRELESS GO ⅡはRØDEの公式サイトからRØDE Centalのアプリケーションをダウンロードすると様々なカスタマイズが可能。

ファームウェアアップデート
省エネモードなどの選択
Gainの調整が10段階選択可能
マージのときのみsafety channelが選択可(送信機で録音したものを小さめのボリュームで受信機に保存できます)
送信機でのバックアップのモード選択(マージorスプリット/音声圧縮or非圧縮)

これら、より細かいカスタマイズができます。

RØDE WIRELESS GO Ⅱ購入直後はファームウェアアップデートが必要になるため、送信機、受信機、全てをPCに接続するのが必須。

3つ同時に接続するためUSBハブが必須。ケーブルはUSB-C to USB-Aが3本付属しているので、MacBookなどUSBポートが足りない場合はハブを準備しましょう。

RØDE WIRELESS GO Ⅱのその他アップデートポイント

RØDE WIRELESS GO Ⅱのその他のアップデートポイントは、

しっかりハマるようになったウィンドジャマー
見通しの効く場所で70m→200mへ接続距離延長
送信機と受信機の距離が離れ、接続が切れたとしても残るバックアップ音声

特にウィンドジャマーが外れにくくなった改善点は大きい。RØDE WIRELESS GO(第一世代)のときはかなり外れやすく、紛失しやすいつくりでした。

また、RØDE WIRELESS GO(第一世代)と比べてRØDE WIRELESS GO Ⅱは接続距離が長くなりました。

望遠寄りで撮りたいVloggerには嬉しいアップデート。

monograph/ 堀口英剛様

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RODE WIRELESS GO Ⅱの気になるポイント4選

RØDE WIRELESS GO Ⅱの気になるポイントとして、

第一世代、第二世代で音質の違いは特になし
ピンマイクをつけたほうが音質、見た目がいい
台数が増えて充電やPC接続が大変
高めの価格設定

これらが挙げられます。

RØDE WIRELESS GO(第一世代)との音質の違いはなし

RØDE WIRELESS GO Ⅱは第二世代なので音質がアップデートされることを期待していたのですが、以外と音質は変わりませんでした。

ですが、RØDE WIRELESS GO(第一世代)のときにすでに完成されていたので、第一世代の優秀さがわかりますね。

ピンマイクをつけたほうが音質、見た目がいい

RØDE WIRELESS GO ⅡはRØDE WIRELESS GO(第一世代)と共通して、裏面のクリップで服につけることができますが、服につけるには少々重く、服がめくれて見た目は正直イマイチ。

この点はピンマイクをつけることで解消できます。

また、RØDE WIRELESS GO Ⅱのマイクを直接使うより、別売りのピンマイクを使用した方が口元に近くなり、より高い音質を求めることができます。

ピンマイクのおすすめはRØDE Lavalier GOですが、まえだはもう少し高音寄りが好みだったのでSONY ECM-10を使用しています。

送信機が2台あるので、2台分準備すると高くなるので、急がない方は1台ずつ買い揃えるといいですね。

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台数が増えて充電やPC接続が大変

RØDE WIRELESS GO Ⅱは送信機が一台追加されたので、充電するためのケーブルが追加で必要になったり、PC接続にハブが必要になりました。

高めの価格設定

RØDE WIRELESS GO(第一世代)は約26,000円程に対し、RØDE WIRELESS GO Ⅱは第一世代と比較して値約1.7倍の価格。
※2021年6月現在

そのため、

予算が合わない
一人で撮影する
あまり動かない環境での撮影、録音
ウィンドジャマーがゆるくても大丈夫(ピンマイク利用)
カメラ撮影時のみ使用(PCやiPhoneでは使わない)
バックアップは別の録音機器で作成する

こういった方はRØDE WIRELESS GO(第一世代)がおすすめ。

RØDE WIRELESS GO Ⅱと比べて音質、バッテリー駆動時間はそこまで変わりはないですし、浮いたお金でピンマイクなどの周辺機器を購入するのもアリです。

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まとめ：RØDE WIRELESS GO Ⅱはインタビューや一人撮影でも大活躍必至のアイテム

RØDE WIRELESS GO(第一世代)でほぼ完成されていたモデルがさらに最強になって後継機、RØDE WIRELESS GO Ⅱを紹介しました。

日本で発売されて2ヶ月程経ちますが、しばらくは無敵状態となるでしょう。

ガンマイクやコンデンサーマイクよりも音質は劣りますが、総合点では様々なマイクと比較しても上位にくることは間違いないでしょう。

インタビューなどで二人で撮影する
野外や動きのある動画を撮る
望遠気味な撮影がある
バックアップも手軽に録りたい

これら当てはまる方は RØDE WIRELESS GO Ⅱの導入はおすすめ。

まえだはRØDE WIRELESS GO Ⅱが外部マイク初導入で、まだまだ使いこなせていないですが、これから本業の動画撮影でどんどん使いこなしていこうと思います。

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